■ SEIKO Scuba AGS 5M43-0C50 その2
■ セイコー Ref:SBBW055 防水検査でやっぱりだだ漏れ
↑ 元気になったAGS スキューバ。
ご機嫌いかがですか?猫仙人の友達です。
今回は、前回の続きです。
取り敢えずの完成をみたスキューバですが、仕事中
出来を確認するためにニヤニヤしながらチラチラ見
ていたら風防の裏側に埃を発見。それを取り除かな
くてはなりません。 ケースからムーブメントを抜
きとらなくてはならいのです。
どうせバラすなら懸案事項である防水を確認しよう
と思ったところまでが前回です。
更に後悔先に立たずでブロアー(塵吹き)の重要性
を再確認した次第です。
初めてのご訪問で気になる方は是非前回をご覧くだ
さい。
↓ ↓
↑ ケースからムーブメントを抜きとりました。
ねじ込み式リューズをしっかり閉めて裏蓋もしっか
り閉めます。
このレトロな防水試験機は、5気圧までしか計測で
きないのですが、日常生活防水ってことで勘弁して
ください。
使い方は簡単です。筒に水を入れムーブメントを抜
き取った時計を入れます。蓋を閉め加圧ポンプを動
かすレバーを上下させ加圧していきます。
加圧したら時計を沈めます。
そして圧抜きボタンを押し筒の中の圧を抜きます。
その時ケースからプクプクと泡が出てきたらその泡
の出ているところが水漏れポイントという訳です。
気泡が出ていたのはやはり裏蓋とケースの間です。
パッキンを何種類か替えてチャレンジするも駄目
でした・・・。
そうそう、この検査は、必ずムーブメントを抜いて
行う必要があります。こんな風に水が浸入してきま
すとあとが大変です。
いろいろと考えました。どうしよーどうしよー。
このまま だましだまし使う?
否、経験上、絶対水分侵入するし。
多分、手を洗ったり汗をかいたりでも侵入してきて
風防が曇ります。
錆びであいた穴を塞いで平らにしてからパッキンを
入れれば多分OKでしょうが、溶接機もないし・・・
思案の末、絞り出した答えは・・・一番単純な発想
代わりの裏蓋を付けるという結果。
とりあえずジャンクボックスを漁ることに・・・・
いい掘り出し物がありましたあ!!
スケルトンです!ファイブのモノです。
製造年とか機種の記載はなくなりますが自分用なの
でまぁ良しとしましょう。
使えない裏蓋は、後々の為に保管しておきます。
早速、防水試験を実施しました。
全く漏れはなしです!
バックスケルトンから見えるのは
・ローター
・コイル
・キャパシター
これはこれでいいかもしれませんね。
↑ こんな感じです。
防水試験機は、高価です。経費で落とせない個人
には厳しい値段です。特に乾式。
もちろんベルジョンも高価です。
↑ やはり組み立ての最終段階では使わないと・・
文字盤に埃があっては大変です。塵を吹き飛ばし
ましょう!!
さて、この状態で暫く使ってみようと思います。
仕事中にチラチラと見てはニンマリします。
それと裏蓋をガラススケルトンにしてよい事が
ありました。
それは、充電に関してです。KINETICやAGSの
充電に関しては、世界的話題になっています。
この件に付きましてはまた別の機会にレポート
したいと思います。
では また! ごきげんよう!
■ SEIKO Scuba AGS 5M43-0C50 その2
■ セイコー Ref:SBBW055 防水検査でやっぱりだだ漏れCal:5M43A AGS(Automatic Generating System)
rotor charging generator, quartz controlled stepper motor
sweep second
date:quickset
powerreserve display
6jewels
power reserve :168h(7days)
※記事中で使っている道具や写りこんでいる道具は
↓ ↓ ↓ ここにで解説や案内をしています。
Amazonが多いですが、リンクもはってあります。
購入時の参考にしてくださいませ。
家にいる時はビデオと音楽三昧です。
プライムビデオにはこれ!!
※記事中での不明な点(用語や仕組み、分解方法、注油方法、研磨方法など)は下記参考で
【分解清掃 実践編 2】ムーブメントを分解
【分解清掃 実践編 3】ムーブメントを洗浄
【分解清掃 実践編 4】ムーブメントを組み立てる
【分解清掃 実践編 5】番外編 研磨と磨き
【分解清掃 実践編 5’】ガラス風防再生へ挑戦(過去記事より追加)
【1】機械式時計修理これから始めるのに必要な道具を解説!! ← 道具関係はこちら
【2】時計の動く仕組み
【3】リューズでゼンマイを巻いたり時刻合わせしたりする仕組み
【4】ゼンマイについて
【5】自動巻き機構の仕組み
【6】時計内部の各部名称をトータルで確認!!
【7】注油について
【分解清掃 実践編 1】 ケースからムーブメントを取り出す【2】時計の動く仕組み
【3】リューズでゼンマイを巻いたり時刻合わせしたりする仕組み
【4】ゼンマイについて
【5】自動巻き機構の仕組み
【6】時計内部の各部名称をトータルで確認!!
【7】注油について
【分解清掃 実践編 2】ムーブメントを分解
【分解清掃 実践編 3】ムーブメントを洗浄
【分解清掃 実践編 4】ムーブメントを組み立てる
【分解清掃 実践編 5】番外編 研磨と磨き
【分解清掃 実践編 5’】ガラス風防再生へ挑戦(過去記事より追加)
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