■ メタルバンド研磨しました Orient Kingmaster Worldtime
↑ 完成写真!
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
こんにちは 猫仙人の友達です。
今回は、メタルバンドを研磨致しました。
中古で入手した時は、メタルバンドがキズだらけで
したので手持ちの革ベルトに交換して使っていまし
たが、なんだか急にメタルバンドに戻したくなり
研磨をする運びとなりましたのでその様子などを
ご紹介いたします。
中古で入手した時は、メタルバンドがキズだらけで
したので手持ちの革ベルトに交換して使っていまし
たが、なんだか急にメタルバンドに戻したくなり
研磨をする運びとなりましたのでその様子などを
ご紹介いたします。
下の写真が革バンドの時に撮影したものです。
黒文字盤にブラウンのステッチ入りのバンドも
なかなかいい感じでした。(個人の感想です・・)
さてこのキングマスターのメタルバンドは、黒文字盤にブラウンのステッチ入りのバンドも
なかなかいい感じでした。(個人の感想です・・)
ヘアライン仕上げと鏡面仕上げの構成です。
サンダーをかけますが、このままかけると全体が
ヘアライン仕上げになってしまいますので鏡面部分
には、削れないようにマスキングテープで養生をし
てから行います。
↑ マスキングのアップ。
ご覧のようにキズだらけです・・・。
↑ カタログより転載
(2008.Orient Mechanical Wath Selection)
折角なので少しこの時計の説明をします。
パワーインジケーター付き3針機械式時計です。
6時位置のスモールセコンドに見えるのは
スモールセコンドでは無くてカレンダーです。
1から31日までを針が差します。
(老眼では見えませんが・・・)
3時位置のリューズで時刻を合わせます。
4時位置のリューズは、ワールドタイム用のもので
都市名を合わせるのに使います。
僕は使うことはないですが・・・・。
さてこのKingmasterWorldtimeですが、
当初、キングマスターだとは知りませんでした。
ただのワールドタイム時計かと・・・
キングマスターといえばキングダイバーの弟です。
というのは、いつの間にかキングダイバーは、
キングマスターという名前に変わって復活したから
です。(真実は違うかもしれませんが・・・)
↑ キングダイバーとその弟達
左が、60年代のキングダイバーで文字盤にも
KINGDIVERのペットネームがあります。
風防は、プラ風防で格好いいです。
真ん中が、90年代の復刻版です。
文字盤にはペットネームはありません。
カタログには、キングマスターとあります。
左が、今回のキングマスターワールドタイム。
文字盤にペットネームはありません。
↑ カタログより転載
(2008.Orient Mechanical Wath Selection)
ダイバーを名乗れないのは、潜水時計の要件を満た
していないからです。60年代の時は、規制も厳しく
なくてオッケーだった訳です。
因みに復刻版とワールドタイムは10気圧防水です。
10気圧防水は、静止状態で100mの水圧に耐えると
いう意味です。(1種、2種防水時計)
表示は、WATER RESISTANT10BARになります。
また、ダイバーとうたう場合は、
1種、2種潜水時計のカテゴリーになり水深100m
~200mが1種、200m~が2種になります。
2種は、飽和潜水用防水でヘリウムガス対策が
されています。
1種表示は、AIR DIVER'S〇〇m
2種表示は、He GAS DIVER'S〇〇m
話がそれてしまいましたが、今回のキングマスター
にしろキングダイバーにしろ潜水には使えません。
キングマスターは、ぎり素潜りに使えますが、
使う事はないでしょうねー。
その場合は、ダイバー時計をすると思いますし
第一潜る機会などないでしょうし。
キングマスターは、格好いいのですが、風防が
ガラス製なので重いです。また、カレンダーは、
老眼の僕にとっては読み取れません~。
インジケーターは案外、役に立ちます。
時計って本当に面白いですね!
では また! ごきげんよう!
↓ 下のような道具を使って研磨しました。
↓ 下のような道具を使って研磨しました。
■ メタルバンド研磨しました Orient Kingmaster Worldtime
WZ0041FA
FA02-C0 CA
power reserve 40h
(インジケーター付)
※記事中での不明な点(用語や仕組み、分解方法、注油方法、研磨方法など)は下記参考で
【分解清掃 実践編 2】ムーブメントを分解
【分解清掃 実践編 3】ムーブメントを洗浄
【分解清掃 実践編 4】ムーブメントを組み立てる
【分解清掃 実践編 5】番外編 研磨と磨き
【分解清掃 実践編 5’】ガラス風防再生へ挑戦(過去記事より追加)
【1】機械式時計修理これから始めるのに必要な道具を解説!! ← 道具関係はこちら
【2】時計の動く仕組み
【3】リューズでゼンマイを巻いたり時刻合わせしたりする仕組み
【4】ゼンマイについて
【5】自動巻き機構の仕組み
【6】時計内部の各部名称をトータルで確認!!
【7】注油について
【分解清掃 実践編 1】 ケースからムーブメントを取り出す【2】時計の動く仕組み
【3】リューズでゼンマイを巻いたり時刻合わせしたりする仕組み
【4】ゼンマイについて
【5】自動巻き機構の仕組み
【6】時計内部の各部名称をトータルで確認!!
【7】注油について
【分解清掃 実践編 2】ムーブメントを分解
【分解清掃 実践編 3】ムーブメントを洗浄
【分解清掃 実践編 4】ムーブメントを組み立てる
【分解清掃 実践編 5】番外編 研磨と磨き
【分解清掃 実践編 5’】ガラス風防再生へ挑戦(過去記事より追加)
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See you again! have a nice day and nice life !
◆ vintage watches of days gone by!
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ユニット01
コメント
コメント一覧 (2)
ふむふむ、なるほど!
MASKING!ですね。
プラモデルの塗装と同じですね。不必要な箇所は隠せば良いんですね。
最近、私はコロナに感染、学校の授業参観で、なかなか作業が継続できずに、中途半端になってます。今の作業の終了予定は年内を目標に、まったり趣味を満喫していきます!
猫仙人の友達
がしました
コメントありがとうございます。
そうなんです、プラモデルと同じなんです。
機械式の時計のOHも細かい作業を経験している
モデラーなら取っ付きやすいです。
コロナ感染されたのですね。後遺症は大丈夫ですか。
ご自愛くださいませ。
我が家も子猫が家族に加わりOHの邪魔されてます。
なかなか進みません・・・。
猫仙人の友達
がしました