■  インターナショナルコレクションその1 SCXA015編
 (7n32-0dn0)の電池交換をしましたー 
 テクニカルガイド付
INTERNATIONAL COLLECTION SCXA015
IMG_6196

皆様、いかがお過ごしでしょうか。
こんにちは 猫仙人の友達です。
クォーツばかりしています。
時々は、機械式も!

記事の最後の方にテクニカルガイドの写しを載せて
ありますので参考にどうぞ!
今回は、セイコーのQZインターナショナルコレクシ
ョン SCXA015(7n32-0dn0)の電池交換を行いまし
た。交換のついでに軽く掃除も。 
この時計は、2008年に発売されました。
インターナショナルコレクションという名前で展開さ
れていました。
「世界で展開する、インターナショナル感覚あふれる
シリーズ」のコピーが今ではちょっと古い感じがしな
いでもありませんね。
ですが、簡易方位計つき内転リングがついているのが、
格好いいです。
カタログ
↑ 2008年カタログより抜粋(一部加工)
SEIKOの簡易方位計つき内転リングといえば、時計好
き諸兄の皆様は、アルピニストを思い浮かべるかも知
れません。かくいう僕も(勝手に)そう思いまして手
持ちのSRB017(6R15-00E0)と比べてみました。
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↑ 左がSCXA015 右がSRB017
当時の販売価格で2.5倍位差があります。
今はもっとあります!(10倍~15倍位でしょうか)
当時(2008年)の価格は、税別で
SCXA015が21,000円
SRB017が、52,500円
となります。
機械式とクオーツという大きな差はありますが、
機能は同じです。どちらも4時位置のリューズで
内転リング(インナーベゼルと言った方が格好いい
ですね)を回して方角を知ることができます。

さて、電池交換をしましょう!
まずは、ホロテックターボで生死を確認です。
生死確認は、下記過去記事↓で確認できます。
■ SEIKO chronograph  心肺停止でAED使用!?  7T92-0CW0 Ref:SND309
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↑ 生きています!のでトリアージは黄色
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↑ スクリューバックの裏蓋を開けます。
 キズ防止には、ビニールなどをかませましょう。
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↑ スクリューバックの裏蓋を開けます。
 裏蓋を開けるとムーブメントとカバーが見えます。
 写真左の方の緑色のギアが内転リングを回します。
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↑ ボタン電池を取り出します。
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↑ 電池は、SR920SW(371)です。
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↑ 電池を入れます。
ピンセットは、プラスティック製を使います。
金属製なら脇をつかみます。上下を挟んではいけ
ません。±を挟むとショートしますから。
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↑ 電池がセットされました。
 ゴムリングには、シリコンオイルをぬります。
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↑ スクリューバック裏蓋を閉めます。
 写真には写っていませんが、開ける時同様にキズ
 防止ビニールをかませましょう。
IMG_6003
↑ 完成です。
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↑ 装着するとこんな感じです。
7.n32
↑ TECHNICAL GUIDE
7.n32-2
↑ TECHNICAL GUIDE



↓以下の工具等を使いました。↓


裏蓋を開閉時に保持します。
これは、リーズナブルな商品。



裏蓋を開閉時に保持します。
メーカー品、高価です。




文字盤や風防内側の埃、塵を飛ばします。
これは、メーカー品で高価です。
メーカーに拘らなければ、安価な
ものもあります。






明工舎製作所 MKS バネ棒用工具 46000
           MKS(明工舎)
           ベルトのバネ棒を外すのに使います。
           電池交換では使いません。



スクリューバック式の裏蓋を
開けるのに使います。
これは、メーカー品ですが、安価な
           中華製などもあります。

電池を入れる時に使います。
竹製のものもあります。






電池交換では使いません。
巻き芯(リューズの先の棒)の
指定オイルです。
OH時には必ず使います。





電池交換では使いません。
巻き芯(リューズの先の棒)の
指定オイルAO-3と同等オイルです。
OH時には必ず使います。




電池交換では使いません。
OH時には必ず使います。





■ インターナショナルコレクションその1 SCXA015編
 (7n32-0dn0)の電池交換をしましたー 
 テクニカルガイド付

seiko 7n32-0dn0

商品仕様
ケース:SS
ガラス:カーブハードレックス
ルミブライト:針・インデックス
精度:平均月差±15秒
バンド:ワンプッシュ三つ折れ方式
ケース(約):縦38mm×横38mm×厚さ10.1mm
簡易方位計つき内転リング
電池寿命:約5年
防水:10気圧
スクリューバック

※記事中での不明な点(用語や仕組み、分解方法、注油方法、研磨方法など)は下記参考で【分解清掃 実践編 1】 ケースからムーブメントを取り出す
【分解清掃 実践編 2】ムーブメントを分解
【分解清掃 実践編 3】ムーブメントを洗浄
【分解清掃 実践編 4】ムーブメントを組み立てる
【分解清掃 実践編 5】番外編 研磨と磨き
【分解清掃 実践編 5’】ガラス風防再生へ挑戦(過去記事より追加)

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