■精工舎 八角尾長掛け時計 八日巻 明治40年~大正初期
SEIKOUSHA REGULATOR 1907年~1915年位?
今回は、 精工舎の八角尾長と言われるボンボン時計です。
実は、現役で元気に時を知らせてくれてます!
精工舎は、現セイコーであるのは、ご存じのとおりですが、服部時計店社長服部金太郎氏が、
明治25年5月に東京市本所区石原町に精工舎工場を創業し掛け時計を製造じたのがその始まりです。
その少し後(15~20年後)のモデルです。
では、早速、ご紹介です。
↓ 全体は、こんな感じです。
掛け時計は(も)、余り詳しくないのですが、振り子室に貼ってあるラベルや機械や金具なんかで製造年代が
わかるそうです。
因みに今回ご紹介のモデルは、明治40年~大正初期の製造と思われます。
理由は、振り子室に貼ってあるラベル判断によります。
いろいろと調べたら
1902年(明治35年)~1903(明治36年)にハノイで開催された万国博にて金賞受領の2枚のメダル と
1907年(明治40年)の上野公園で開催された東京勧業博覧会での銀賞受領の2枚のメダルとの4メダル
印刷は、明治40年以降大正初期ということなのだそうです。
↓ そのラベルがこれです。 反射して見にくいですが下の方の4つの円がメダルです。
上の方の蚊取り線香の様なものは、鐘というか、これにハンマーが当たりボーンボーンと鳴ります。
↓ ゼンマイは、窓を開けて鍵穴にゼンマイ鍵を差し込んで巻きます。
↓ 今 ゼンマイ鍵が差し込んである方、右が時計用ゼンマイ。左穴が、時報ボンボン用のゼンマイ。
↓ こんな風にして巻きます。
↓ 因みに文字盤は、複製です。
オリジナルをスキャンしてそれをコピー。更に部分的に手書きで修正したのもです。※
当時の文字盤は、紙なんですね~。汚れたら貼り替えて使っていたようです。
障子とか襖みたいで日本的というか何というか・・・
※本当の意味でのオリジナルかどうかは不明。
相当時代がかっていましたが、古い時代に貼り替えているかもしれませんので・・
↓ 振り子です。葉っぱの装飾?みたいのもあってお洒落です。
↓ 棒の先のナットを回して錘の高さを決めます。これで振り子のスピードを調節します。
↓ 扉開閉の様子。
今回の時計は、セイコー創業15年~20年後位に製造ということになりますが、
現役で時を刻み続けています。
約100年前ですから当然、僕よりずっと年上!
機械って本当に凄いですね。
■精工舎 八角尾長掛け時計 八日巻 製造:明治40年~大正初期頃
See you again! have a nice day and nice life !
◆ vintage watches of days gone by!
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ユニット01
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