■ CYMA Vintage Pocket watch 1920-30年代~??
前回に続きとってもビンテージなシーマのご紹介です。
今回は、前回最後の方で写真に出た懐中時計になります。
OHのついでにネジの青焼きにもチャレンジしてみました・・・
製造年は、おそらく1920年代~30年代??と思います。
(もしかしたら+-10年位違うかもしれません・・・)
ダイアルは、ポーセリンです。針は、ブルースチール。
ムーブメントに関しては、よくわかりません。
結構大量に出回っているタイプなのですが・・・
↓ まずは、 復活後の写真から
光源の影響で金色に感じますが、銀です。
↓ 青焼きしたネジです。 ちょっとくすんでます・・・
↓ ケースは、銀製で 蓋の裏側に0.900 WTS? と入っています。
なんだか懐かしい日本の原風景的な絵柄が彫ってあります。
山間部にある茅葺屋根の家とツバメ?スズメ?が飛んでますね。
---------------------さて、ここよりOH工程を少し-------------------------
↓ 状態は、すこぶる良いです。只、すぐ止まります! 油切れでしょうか? ネジが、まだ銀色の状態です。
↓ ケースからムーブメントを取り出し、針、ダイアルを外して
筒かな、筒車(時針がつく)を外したら台にのせます。
↓ ゼンマイをほどいてから 調速機(=テンプ受け:天輪とかひげ発条とかのユニット)、
角穴、丸穴車、輪列&香箱車受けを外した状態。
↓ 更に脱進機(ガンギ車、アンクルのユニット)、輪列(二番、三番、四番)、香箱車をはずして
まっさらになりました!
↓ 裏返して (ピンボケしてしまいました)
↓ こちらの車押さえをはずして 車類やかんぬき、おしどり・・はずします。
↓ バラバラになりました → 洗浄します!
↓ はずしたネジを焼きます。 アルコールランプと鉄の皿(プラモデルの塗料用)とペンチの持ち手で
ネジ類は、全部同じ状態で置いた方が、焼きのまわりが同じになり
火からはずすタイミングが同時にできてよいかもしれません。
↓ 何となく青くなりました。 薄茶→紫→青→薄青に変化していきます。
紫→青の間で火からはずすのがよいかもしれません。
ネジは、磨いてから焼いた方がいいみたいです。
今回は、そのままで焼いてしまいましたのでシミとかがまんま残った状態で青くなりました。
↓ 分解の逆順で組み立てます。 天輪が元気に回っています!とりあえず復活成功です!!
※ 調速機(=テンプ受け)を着ける前に発条をいっぱいに巻いておきます。
↓ ダイアルを取り付けて針を取り付けて・・・ もう少しで完成です。
↓ ケースに入れ込みます。 完成です! 後は、日々調整です。
↓ シーマの1920年代から1970年代までを並べてみました。
懐中 1920~30年代:中央
懐中腕時計 1920~30年代:手前
腕時計(スモセコ) 1950年代前後 :後ろ左
腕時計(出車三針) 1950~60年代 :後ろ中央
腕時計(自動巻き) 1970年代 :後ろ右
Viva ! Cyma !!
■ CYMA Vintage Pocket watch 1920-30年代~??
stem wind and set
sub second
porcelain dial
porcelain dial
bluesteel hand
See you again! have a nice day and nice life !
◆ vintage watches of days gone by!
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ユニット01
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