■ CYMA Ref：671 Convert Wristwatch 1930年～製造
懐中時計の紹介が多い感じの今日この頃です・・・
さて、今回は、以前にお披露目済みのCYMAの懐中時計を腕時計に改造したものの
再登場になります。
実は、だいぶ前にテンプが逝かれてしまい暫く不動でしたが、最近、ドナーが見つかり、
ついでなのでドナーをベースにOH及び小改造をしましたのであらためてご紹介します。
・ムーブメントは、ドナーを再生して利用
（元のムーブメントを部品取り用として保管）
・ダイアルは、再利用
・針は、青焼しなおす
・リューズを改造
・ケースとムーブメントの固定リング追加
等々
↓ 完成写真です。 針の青さがいい感じです。
☆ ☆ ☆ これよりOH作業のレポートになります。 ☆ ☆ ☆
↓ ドナーです。 これをOHして使用します。
↓ テンプアッセンと輪列受けを外しました。
↓ すっかり地板だけになりました。 REF：671 の文字が見えます。
↓ 裏っかえします。こちら側も全部外しましょう。
↓ 新しい時計と比べると 部品点数が、少ないですね。 シンプル・イズ・ベストです！！
この後、部品の掃除と洗浄を行います。
・丸、角穴車は、錆を落としました。
・ネジ類は、青焼きしました。
・針も錆を落としその後、青焼きしました。
・ゼンマイには、モリブデンオイルを使用しました。
最後は、注油しながら組み立てます。
↓ 組み上がりました！ 天輪が勢いよく回っています！！ ほっとする瞬間です。
↓ 文字盤と針を取りつけます。 リューズは、ケースにフィットするものに交換しました。
↓ このケースにムーブメントを納めます。
↓ ムーブメントとケースの隙間に自作のリング（アルミ製）を入れてガタつきを防止します。
↓ リングは、こんな感じでハマります。（実際は、蓋がきっちり閉まらなくて この後リングを少し削りました。）
↓ 蓋を閉めて完成です。 青焼きしたネジが、いい感じでアクセントになってます。
↓ シンプルな顔つきです。
↓ 早速、腕にはめて街へ繰り出します。 懐中ベースなのでデカイです！！
↓ 文字盤は、通常の時計より90度ズレます。
↓ 同じムーブメントの懐中時計と並べてみました。
↓ 同じムーブメントの懐中時計と並べてみました。 （裏側）
↓ 普通サイズ（35ｍｍ）のCYMAと比べてみましょう。 やはりデカイです。
↓ 3時9時で約43ｍｍです。 リューズ含めると約47ｍｍです。 厚さは約12ｍｍ。
↓ シースルーバックからの眺めは、いい感じです。
そんなに派手さは無い機械ですが、この時計の最大のチャームポイントです。
過去記事 2011/3/28(月)↓ ■ CYMA 懐中改造腕時計 アンティーク？
今回は、約２年前に一度組み立てた時計を再度バラして組み直しました。
出来は、２年間の修行で少し進歩しました。
ケースとムーブメントの間に入れるリングとリューズの交換で日常使いでの
問題がなくなりました。
以前は、リューズで巻くと少しガタついていました・・・ リューズも巻き芯の長さが
合わずスぺーサーをかませていました・・・
肝心の日差ですが、１日で１分位進む感じです。
まぁ よしとします！！！
時計って、やっぱりいいですね！！
では、また！
■ CYMA Ref：671 Convert Wristwatch 1930年～製造
Caliber: Cyma671 （open face calibre）
stem wind and set
sub second
Breguet hairspring
sub second
Breguet hairspring
18000 A/h
power reserve 30h
power reserve 30h
See you again！ have a nice day and nice life !
◆ vintage watches of days gone by!
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ユニット01
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