■ SEIKO GyroMarvel Automatic 17jewels (290) 1959年 (昭和34年)~
今回は、1959年発売のセイコージャイロマーベルのご紹介です。
個体は、裏蓋数字より1960年製造(昭和35年)の物でEGP20ミクロン 17石仕様です。
Cal:290。
今から50年以上前に発売された自動巻。
セイコーとしては、自動巻2号機です。
1号機は、インジケーター付き1956年(昭和31年)発売のセイコーオートマチック Cal:11A です。
価格が、13,500円と普通の時計が4,000円位の時代に約3倍もの高価格でした。
当然セールス的には、厳しくもっと安価に供給できる商品をと企画されたのが、
ジャイロマーベルです。
当時、AGFで6,400円、SSで5,900円でした。
といっても当時(昭和34年)の公務員初任給が、10,680円の時代ですけど・・・・・。
↓ まずは、写真から ちょっとノスタルジックにセピア加工してみました。
↓ この時計の産まれた時とはどんな時代?
車でいえば、ダットサンスポーツS211の時代。 そう、フェアレディーの祖です。
↓ 丁度、ミニカーがあったので一緒に撮影!
ダットサンは、まだ野暮ったい感じが否めませんが、ジャイロマーベルは、洗練されてる感じがします。
全くの個人的感想ですけど・・・・
ダットサンスポーツのデザイン、これはこれで素敵だし格好いいですよ!
確か、ボディーはFRPだったような・・・
↓ 1957年製の兄貴分のマーベルと一緒に
SEIKO と DIASHOCK とかのフォントが同じです。 (厳密には少し違います。)
マーベルのSマークのところにアップライト独楽マークがきてます。
↓ ムーブメントは、こんな感じです。
Cal:290は、自動巻機構にマジックレバーとローターには、ボールベアリングが奢られた
セイコーの自動巻キャリバーの祖です。
これは、その後62系に継続されていきます。
という事は、↓下の様な系譜でしょうか。
マーベル M型 → ジャイロマーベル 290 → マッチク 603(62系)
因みに290は、手巻きもできますが、62系は、手巻きできません。
62系は、手巻き機能を無くしてその分、薄型となります。
ですが、個人的には、手巻き可能の方が、助かるんですよね!
使おうと思った時、直ぐ使えますからね。
更に、ノンデートなので時間だけ合わせればOK!
なんてストレスフリーなんだ。(僕にとっての)
↓ 1959年(個体は1960年)とは、どんな時代だったのでしょう?
プリンスグロリア、ダットサンスポーツ(フェアレディーZの祖)、ブルーバード310とかが発売になってます。
世間では、岩戸景気(高度成長の始り)、皇太子ご成婚(今上天皇陛下)、TVカラー化、カミナリ族、マッハ族、
オトキチが流行り、「黒い花びら」「人生劇場」「黄色いさくらんぼ」の歌声が街に響いていました。
若い人には、ALWAYS 三丁目の夕日(昭和33年)の翌年といった方が、わかり易いのかな。
という僕もまだ、産まれてませんけどね・・・
早速、実際に腕にはめて、街に繰り出しましょう!!
↓ ビジネスシーンでは、こんな感じ。
↓ 普段着だとこんな感じ。
↓ 最初の写真のカラー版!
ビンテージ時計には、辛い季節の到来です。
梅雨の湿気、夏の汗・・・
でも、日常使用します!
現役なのだから使ってあげないと可哀そうですよね!
勿論、いたわりながらですけどね。
では、また!
■ SEIKO GyroMarvel Automatic 17jewels (290) 1959年 (昭和34年)~
個体は、1960年製造
model:J14051(GM)
cal:290
automatic/handwind
18000 A/h
17jewels
diashock
sweep second
sweep second
See you again! have a nice day and nice life !
◆ vintage watches of days gone by!
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ユニット01
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