■ BUREN GRAND PRIX 17J Cal.1420 (1950年代)
今回は、ビューレンの グランプリ 17石 (BUREN GRAND PRIX 17jewels )のご紹介です。
入手時の見た目のコンディションは、良くありませんでしたが、ムーブメントはしっかりと
生きておりましたので 再生にチャレンジと相成りました。
↓ まずは、ビフォーアフターから
以前、ご紹介した グランプリ 30石 スーパースレンダー マイクロローターに比べ
格下モデルですが、これはこれでシンプルでなかなかいい感じです。
残念ながら経年使用でのケースのメッキ剥げやダイアルの焼け&シミが生成されていますが、
ビンテージという事でみれば、趣といった感じで時代を経たからこその雰囲気となるのでしょうか。
↓過去記事
■ BUREN GRAND PRIX SUPER SLENDER AUTOMATIC 30J Cal.1000A
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ここからは、OHの様子などを
不動の状態。リューズ巻いても手ごたえ無し・・・ゼンマイ切れ!? (>_<)
↓ 入手時は、こんな感じです。 風防割れ、ダイアルスポットシミ、ケース錆と剥げ。
↓ ケースからムーブメントを取り出して機械台にのせます。 リューズは、再び付けておきます。
↓ とにかく順序良くバラします。
↓ だいぶスッキリとしてきました。
↓ ピンボケになってしまいました~ごめんなさい。 やはり・・・ゼンマイ切れていました!
↓ 切れたゼンマイを香箱から抜きとりました。 形が古いタイプのゼンマイです。
↓ 勿論ビューレンのCal.1420用ゼンマイなど持っているはずも無く・・・
ジャンクBOXより合うゼンマイを調達して入れる。という暴挙にでました。
↓ 裏返してこちら側もバラします。
↓ 地板の状態までバラします。
これより洗浄作業です。 大きな汚れは、ベンジン刷毛。細かい見えないような汚れは超音波と
綺麗にしていきます。
洗浄して乾いたら組み立てです。オイルを注しながらほぼ、分解の逆順に組み上げていきます。
↓ 元気に動いてくれました! いつもドキドキ&ワクワクの瞬間です。
今回の一番のキモは、切れたゼンマイの交換でしたが、果たして上手く機能する事が出来ました。
角穴車に刻まれた BUREN GRAND PRIX の文字は、写真ではわかり辛いですが
なんと!紺色なんです。 黒ではありません。 (だから何という感じもしますが。)
↓針と文字盤(ハンドとダイアル)を取りつけます。
↓ ケースに入れます。(ケーシング)
↓ 組み上げ完成です。
↓ 装着した感じはこんなです。 シックなビンテージ時計って感じです。
数日間、使用しましたが、誤差は日常使用では感じない程度でした。
まあ、1~2、3分/日を行ったり来たりしているんでしょうけど・・・。
なにせクオーツでないし半世紀以上前の時計です。
ビンテージ趣味時計としては、充分ですね!
念の為に申し上げますと防水も期待出来ませんので「汗」注意です・・・。
猛烈(モーレツ)に暑かった夏もひと段落といった感じになりました。
ビンテージ時計にやさしい季節がやってきますね!
では また!
■ BUREN GRAND PRIX 17J Cal.1420 (1950年代)
Cal.1420
manual wind
sweep second
17 jewels
18000 A/h
power reserve 43h(参考:個体は正規発条でない。未計測。)
sweep second
17 jewels
18000 A/h
power reserve 43h(参考:個体は正規発条でない。未計測。)
See you again! have a nice day and nice life !
◆ vintage watches of days gone by!
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ユニット01
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