TAKANO Precision  Super 17Jewels   (1960年前後)



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↑まずは完成写真から


 今回は、タカノプレシジョンスーパーをOHしました。

幻のメーカー!と云われているタカノです。

(1959年の伊勢湾台風被害で再建がおぼつかず僅か5年という短い期間だけ腕時計を製造。)

最近、吸収した側のリコーが復刻版を出して話題になっていました。

個体は、勿論、当時物のタカノオリジナル、ムーブメントは、ラコー型の17石。

キャリバー№は、記載がないのでよくわかりません。

122とか124とか?その辺の様です。

文字盤は、Tマークが誇らしげな初期型です。



さて、早速ですが、分解の様子などをレポートします。



↓ 入手時の状態。 まずまずの感じです。

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↓ 大まかにバラします。

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いつも通りここら辺でよーく観察して不具合とかOHの段取りとかを考えます。
天真は折れていないかとか・・・ ゼンマイは,巻けるのかとか・・・
文字盤の状態は?針は?・・・
ケースとか風防は先に磨こうか後にしようか・・・とか
いろいろと想いを巡らせます。
因みに機械は、大きな問題は無さそうです。OHで行けそうです。



↓ ホルダーに載せます。
 
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↓ どんどんバラします。

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↓ 裏返してこちらもバラします。

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↓ バネは、飛ばさないように・・

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↓ 香箱を開けたところです。 洗浄とグリスアップが必要です。

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この後、各パーツを洗浄(刷毛洗い、超音波洗浄)して乾燥後、

注油しながら組み立てます。


↓ 組み上がったら磁気抜きの後、タイムグラファーにかけて調整です。

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↓ おっとー。とてつもない数字が現れました!

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↓ だいぶ良くなりました。

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↓ 磨いておいたケースにムーブメントを入れます。

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↓ リューズは、Tマーク無し。多分、以前に交換されているのでしょう。

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↓ 装着してみました!

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↓ 装着して近所へ外出!

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今回は、タカノをOHしました。3年ぶりの2個目です。

ムーブメントは、前回と同じラコー型です。当時、ラコーと技術提携したことを最近知りました。

どおりで同じはずですね!

タカノの腕時計は、1957年から1961年と短い生涯でしたが、こんなに素敵な時計を

製造していたんですね。(創業自体は、1899年で掛け時計とかの製造をしていたらしいです。)


では また! ごきげんよう!



■ TAKANO Precision  Super 17Jewels  (1960年前後)

Cal:122? 124?

manual wind
sweep second

18000/h
power reserve :_h
17jewels
ShockDevice:Neutoroshock


Detail :
Authentic vintage :Takano  manual wrist watch.
Movement : Cal:
122? 124? manual wind movement, 17jewels
Case : GoldPlated20microns
Dial : Original dial?,Original hand?
Crown : Nonoriginal Crown
Movement Condition & Work : Fully Serviced Movement(Clean & Oiled) 


See you again! have a nice day and nice life !

◆ vintage watches  of days gone by!
 
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