ENICAR ULTRASONIC 17JEWELS  AR 980 1960年代頃





↓まずは完成写真から

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 今回は、1960年代のエニカウルトラソニック17石の紹介です。

久々のエニカです。

個体のケースは、ブラスにメッキ、裏蓋はステンのスクリューバックです。

ボンベイダイヤルのデザインが気に入って入手しました。

サイズは、横幅(リューズ含まず)34mm位です。

何気ないエニカですが、そこがいい感じです。




さて、早速ですが、分解の様子などをレポートします。



↓ 入手時の状態。 まずまずの感じです。

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いつも通りここら辺でよーく観察して不具合とかOHの段取りとかを考えます。

天真は折れていないかとか・・・ ゼンマイは,巻けるのかとか・・・

文字盤の状態は?針は?・・・

ケースとか風防は先に磨こうか後にしようか・・・とか

仕上げは、どの程度にしようかとか・・・

いろいろと想いを巡らせます。

実は、アンティークやビンテージ等の時計レストアやOHは、この辺のも楽しい時間です。

旅行の計画を立てている時の感じに似ているかもしれませんね。

さて、話がそれてしまいましたが、早速、OHに取り掛かるとしますか。


↓ 針や文字盤を外してムーブメントをホルダーに載せます。 

 筒カナ、筒車は、外してあります。
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↓ 反対側です。

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↓ 反対側です。こちら側も全部部品を外します。

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↓ 香箱を開けたところです。 油が粕と汚れで黒くなり更に乾いています・・・。

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↓ シンプル3針なので部品点数も少な目です。

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この後、洗浄作業にはいります。超音波洗浄器にかけて汚れを落とします。

乾いたら注油しながら組み立てていきます。

組み上がったら磁気抜きをしてタイムグラファーにかけて歩度調整をします。



↓ 調整が終わったムーブメントに文字盤と針を取り付けました。

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↓ 磨いておいたケースに組み上がったムーブメントを入れます。
  (メッキは剥がれていますけど・・・)

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↓ シンプルで素敵な時計です。

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今回は、シンプルな3針のエニカをOHしました。

12時、3時、6時、9時のアップライトなバーインデックスとクサビインデックスが素敵です。

では また! ごきげんよう!



ENICAR ULTRASONIC 17JEWELS  AR 980 1960年代頃

Cal:enicar(AR)980
manual wind
sweep second
17 jewels
18000 A/h
power reserve 42h

Detail :
Authentic vintage
Enicar manual wind  wrist watch.
Movement :
manual wind movement,  17j Ca.1960
Case :brass case
Dial : Original dial,Original hand
Crown : original Crown
Movement Condition & Work : Fully Serviced Movement(Clean & Oiled)




See you again! have a nice day and nice life !

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