■ SEIKO Champion Calender 860 7622-8981 1965年(昭和40年)頃
↓ まずは完成写真から
今回は、セイコーチャンピオンカレンダー860のご紹介です。
裏蓋の番号より1965年製造と思われますのでもう55年も前のモデルです。
古さを感じさせないデザインです。と云うか僕が古い人間なので古く感じない
だけかもしれません。
そんな事より驚いたのは、チャンピオンカレンダーもチャンピオンさえも
当ブログ初出という事に先ほど気づきました!!
それと記事とは関係ありませんが、ここ最近は、クオーツを数本直したりしていましたので
機械式を直す事ができて楽しかったです。
クオーツは、使うには便利ですが分解は面白くありません・・・。
話がそれてしまいましたが、早速分解の様子などをレポートして行きたいと思います。
↓ 入手時。 見た目では判りませんが、針が外れています。
↓ 裏蓋を開けました。錆が見えます。機械は、簡素な素っ気ない造りです。
それとリューズが、変です。
↓ 大まかにバラしました。
この辺りまでに不具合の確認と今後の段取りを考えます。
まず針外れの確認です。今回のケースは、単なる外れでした。
最悪の場合、過去に下手にイジっておかしくなっているなんて事もあります。
そうなると結構厄介です。単なる外れでよかったです。
カレンダーも切り替わりますしテンプも動きましたので標準的なOH作業でOKそうです。
リューズは、交換したいところです。
外装は、錆を落として後は、磨くだけにします。
最近は、研磨する事が減りました。(面倒だし・・・)
↓ 針を外しました。次に文字盤を外したら機械台にのせます。
↓ 早速バラして行きましょう。
SEIKOSHAの文字がそそります。
↓ 香箱を開けました。 乾いています。バラして洗浄、注油します。
↓ 裏返します。
外したパーツは、超音波洗浄機にかけて綺麗にします。
乾燥後、注油しながら組み立てていきます。
↓ 調整が済んだら文字盤と針を取り付けます。
針は、カレンダーが切り替わるところで12時の位置に調整します。
↓ 組み上がたムーブメントを磨いておいたケースに入れます。
裏蓋は、スナップ式(はめ込み式)ですが、一応、防水タイプなので
ゴムパッキンが間に入ります!
ですのでパッキンにシーリンググリスを塗ります。
古い時計なので防水は期待できません。と云うより濡らさないのがベターです!!
↓ 一応、完成です!!
リューズは、オリジナルが入手できなかったので適当なのをつけました。
いつの日か交換したいですね。
では また! ごきげんよう!
■ SEIKO Champion Calender 860 7622-8981 1965年(昭和40年)頃
Cal:7622A
manual wind
18000/h
power reserve :_h
17jewels
Detail :
Authentic vintage :Seiko wrist watch.
Movement : manual wind movement, 17jewels Ca.1963~
Case : SS
Dial : Original dial,Original hand
Crown : Non original Crown
Movement Condition & Work : Fully Serviced Movement(Clean & Oiled)
See you again! have a nice day and nice life !
◆ vintage watches of days gone by!
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ユニット01
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