■ Orient RoyalOrient 19jewels 1958年~(昭和33年~)
↓まずは完成写真から

今回は、ロイヤルオリエント 19石の紹介です。
さて、早速ですが、分解の様子などをレポートします。
↓ 入手時の状態です。

↓ 昭和41年8月にOHしたのでしょうか? 昭和33年製なら8年後ですね。
ここら辺でよーく観察して不具合とかOHの段取りとかを考えます。
カレンダーは、キチンと切り替わるのか、天真は折れていないかとか・・・
ケースとか風防は先に磨こうか後にしようか・・・とか
いろいろと想いを巡らせます。
金メッキの剥がれ以外は、特に大きな問題は無さそうです。
現時点では・・・・・
実は、後程トラブル発生です。「カンヌキ押さえ」が折れてる!折れた!
どうやら丁度寿命というか金属疲労の頂点に達したというか・・・
分解して超音波洗浄機から引き上げたら折れていた!という不思議な現象が起きました。
↓ 機械台に載せました。 チラネジテンプです。初期型でしょうか?
それとも交換されてるのかな? 判りません。
↓ 受けを外しました。
↓ シンプルな造りです。

↓ 地板になりました。

↓ 日の裏側です。これからパーツを全部外します。
全部バラしたら、超音波洗浄、乾燥 そして注油しながらの組立と進みますが・・・
洗浄後に発覚したのが、冒頭でお伝えしたカンヌキ押さえ折れ事件です。
↓ カンヌキ押さえが、折れています。洗浄前は、折れていなかったのに。
焦りながらジャンクBOXをあさります。
運よくドナーが見つかり一安心です。
これで作業が進められます。
カンヌキ押さえの件も一件落着し組立作業を終えました。
次に磁気抜きをしてから歩度調整を行います。
↓ タイムグラファーにかけました。 これから調整です。
ジャンクや古い時計は、とてつもない数値をたたき出します!
調整が凄く面倒です・・・・。
因みに下に少し写っている黄色いのが磁気抜機です。

マルチファンクション タイムグラファー Machine Multifunction Timegrapher No. 1000
↓ 調整が済んだら文字盤と針を取り付けてケースに入れます。

↓ ムーブメントをケースに入れネジで留めます。
↓ 完成です!! ブラックダイアル恰好いいですね!

今回は、ロイヤルオリエントのOHを行いました。
一番しんどかったのは、歩度調整でした。
一番焦ったのは、カンヌキ押さえの折れでした。
ですが、案外すんなりと終える事が出来て楽しかったです。
では また! ごきげんよう!
■ Orient RoyalOrient 19jewels 1958年~(昭和33年~)
manual wind
sweep second
sweep second
18000/h
power reserve :--h
19jewels
Detail :
Authentic vintage :Orient wrist watch.
Movement : manual wind movement, 19jewels Ca.1958~
Case : GP
Dial : Original dial,Original hand
Crown : original Crown?
Crown : original Crown?
Movement Condition & Work : Fully Serviced Movement(Clean & Oiled)
See you again! have a nice day and nice life !
◆ vintage watches of days gone by!
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ユニット01
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