■ Waltham  antique wrist watch 1931年頃(昭和8年頃)


↓まずは完成写真から

tiltshift



 今回は、Waltham ウォルサムのアンティーク腕時計の紹介です。

シリアルナンバーより1931年製造のようです。昭和8年です。

戦前ですね。90年以上前ですね!

キャリバーは、1900のグレード100の7石です。(違うかもしれません。)

ケースは、◇菱形にHですからハヤシケースだと思います。

横幅は、リューズ除いて約30mmです。

今ではレディースサイズですが、当時はメンズサイズです。

どちらでもよいですね。




さて、早速ですが、分解の様子などをレポートします。


↓ 入手時ケースから外した状態です。
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↓ 機械台に載せました。
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↓ 角、丸穴車とテンプを外しました。
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↓ 受けを外しました。
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↓ 反対側です。
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↓ 香箱を開けました。 今の時計と違い分厚いバネです。
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この後、各パーツを洗浄します。

刷毛とか超音波とか・・・。

必要があれば、磨きも入れます。

洗浄が済んだら乾燥です。

乾いたら注油しながら組み上げます。













↓ 組み上がった状態です。 天輪も元気に動いています!
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↓ タイムグラファーにかけました。 これから調整です。
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ジャンクや古い時計は、とてつもない数値をたたき出します!

調整が凄く面倒です・・・・。

因みに下に少し写っている黄色いのが磁気抜機です。

調整前に磁気抜きを行います。

これを忘れるといつまでたっても数値が落ち着きません。

↓ 調整が済んだら文字盤と針を取り付けてケースに入れます。
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↓ 完成です!! ケースは、ブラスにメッキ。経年劣化で剥げてます。
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今回は、古いウォルサムをOHしました。

100年近く前の時計が、今でもキチンと使えるところが凄いですね。

勿論、防水とか落下は、駄目でしょうけど・・・。

因みに風防は、薄いガラス製です。強くぶつけたり落としたら一発アウトです。



↓ ベルトを付けてみました。 
 クッションケースにブルースチール針の味がある時計ですね!
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では また! ごきげんよう!



■ Waltham  antique wrist watch 1931年頃(昭和8年頃)


Waltham1900 Grades:No.100: 7 jewels, simple regulator

stem wind and set
sub second

18000/h
power reserve :--h


Detail :
Authentic vintage :
waltham wrist watch.
Movement :
manual wind movement, 7jewels Ca.1931~
Case : 
Dial : Original dial,Original hand
Crown : original Crown?
Movement Condition & Work : Fully Serviced Movement(Clean & Oiled) 


※記事中での不明な点(用語や仕組み、分解方法、注油方法、研磨方法など)は下記参考で
【分解清掃 実践編 1】 ケースからムーブメントを取り出す
【分解清掃 実践編 2】ムーブメントを分解
【分解清掃 実践編 3】ムーブメントを洗浄
【分解清掃 実践編 4】ムーブメントを組み立てる
【分解清掃 実践編 5】番外編 研磨と磨き







See you again! have a nice day and nice life !

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